作者別: hongkong_mama

やっぱり女性はコラーゲン

 
14、5年位前の話だが、コラーゲンについて、調べていた事がある。肌の皮下組織の成分に多く含まれるコラーゲンは、美容にとても良い、というのは周知の事実であるが、実際に食品としてとった場合に肌に直接働きかけるかどうかは疑問であるという意見もあった。何人かでコラーゲンって、本当に効くのかな〜なんて話していた時、昔話をしてくれた人がいた。

昔、炭坑で働いていた人は、仕事の前に必ず豚足を食べていたらしい。コラーゲンの多く含まれる豚足を前日に食べておくと、毛穴からじわっと潤い成分が出て、いざ炭坑に入った時に粉塵などを皮膚から吸収しないようにするのだという。


医学的根拠は定かではないが、その後、コラーゲンって、本当に効くんだね、という方向へ話が進んだのはいうまでもない。


日本では、サプリメントに始まり、健康補助食品、特定保健用食品などなど、コラーゲン以外にも豊富な種類の健康的な成分が紹介され、コラーゲンについて注目度がうすれたまま、香港へ。


 


香港では、中医薬局はもちろん、街中の乾物屋さん、更にはスーパーマーケットにまで魚の浮き袋の乾物が山積みになっている。はじめ、これは何に使うものなのだろうと思っていたら、ほかの生薬や油の無い肉類と煮込み、スープにするということだった。このスープ、冷えると煮こごりになる。つまり、魚の浮き袋はコラーゲンが豊富なのだ。広東料理のお店に行くと、このようなスープがメニューにある。


また、レストランに行かなくとも、枸杞の実、棗、准山等、生薬と組み合わせた乾物セットが1パックになっており、黒い丸鶏(香港では、手軽に手に入る)や豚肉の塊とで、家庭でも作られる。ある友達は、近所の香港人の主婦に出産後、黒い丸鶏と乾物セットで「花膠養顏湯」なるスープを作ってもらっては毎日飲んでいたそうだ。「養顔」である。名前からは、美容に良さそうなイメージだが、美容に良い=女性の身体に良いという事らしい。そもそもコラーゲンというのは、タンパク質の一種で、皮下にあるだけでなく、軟骨や内蔵の作る要素となっているのだ。


その他、香港でよく食べられるもので、コラーゲンを多く含んでいるものといえば、中華料理の三大珍味と言われるアワビ、フカヒレ、燕の巣、はもちろん、そのほか珍重される海鼠(なまこ)、そして鳳爪と呼ばれる鶏の足等、多岐に渡るである。こう考えると、日本に次ぐ長寿の地域、香港では、美食といえば、コラーゲンなのだろうか。


 


つい最近、息子(ブログをお休みしているうちにもう10歳!!)の同級生に妹が産まれた。お母さんは、日本人であるが、お父さんは、香港人。


早速彼女のうちにお祝いに伺うと、赤ちゃんを抱っこしている中年の香港人の女性がいた。その中年の女性は、産後専門のお手伝いさんだそうだ。赤ちゃんのお世話はもちろん、産後のお母さんの食事全般を面倒見るらしい。極力油ものを控えた、産後の体力を取り戻したり、母乳の為の食事を毎日作ってくれるそ

うだ。その中で私たちがごちそうになったのは、「薑醋」豚足と生姜とゆで卵を黒酢(バルサミコ酢のように甘酸っぱい酢)で、出産1ヶ月前から煮込み始めるのだそうだ。血がきれいになり、母乳にもよく、出産で疲れた身体に良いものを栄養を補うらしい。

酸っぱいゆで卵と聞いただけで、食べる前はかなり抵抗があったのだが、食べてみると美味しかった。


訪問の2日後、街中のローカルスープ屋さんを通りかかった時、思いついて入ってみると、ありました!「薑醋」。産後でもないのに即購入。

いろいろと余分なものもついているが、栄養も足りない年頃なのである。

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本屋さんをプレゼントされる。

香港に7年前に来た時、一番不安に思ったのは、日本の本屋さんへ行けない事だった。
8、9年前に仕事で外回りをしている時も、ちょっとの時間を見つけて、本屋へ入ったり、帰宅途中には、途中の小さな商店街にある小さな2件の本屋へ、ほぼ毎日立ち寄っていた。1件だけの時もあれば、2件両方の時も。
小さな本屋さんは、それぞれ個性があり、平台をみると、このお店は、デザイン、インテリア、雑貨系みたいなものが好きなんだな?、と感じたり、他方の店では、若い店主なのに、新刊本でも小説でも、心理的、哲学的なものを主においているな?など、カラーを感じて面白かった。そのうち古本屋がそれ程大きくない商店街の中にいくつかでき始め、2件あった本屋さんは、万引きの憂き目にもあい、徐々に2件とも姿を消した時は残念だった。
大きな本屋さんでは、置いてある小説、雑誌、新書などを見ると、人々がどんな傾向にあるのか、のぞき見られる様な気がしていたのだと思う。それが、自分と一緒だったり、または思いもかけないモノだったり。本好きというより、そんなことを見るのが好きだった。
香港に来てからも、一時帰国の際は、必ずと言っていい程、一日は大型書店にこもって探検していた。江戸ものがはやっていれば、江戸の料理本から紋きり、江戸しぐさを説明した本などなど買いあさり、「帰国中じゃなきゃ買えない!」という焦燥感から、かなり無駄遣いもしたが、本屋へ行くというのは、一時帰国の目的の一つだ。
私の来た頃の香港には、日本の本が売っている本屋さんがそれほど充実していたとはいえない。一応あるにはあるのだが、いつまでも同じ本が置いてあり、平台に置かれているものも、流行っているとか、話題であるという本、雑誌というわけではなかった。
それがだんだんと日本の大型書店が日系デパートの中にでき、インターネットでの販売も充実し、雑誌は国際宅配便の会社に頼んで定期購読していた。値段は送料分も入れて、日本で買う1.5倍?2倍くらい高いが、本を買うということについては、それほど困らなくなっていた。
そうなると今度は、毎月定期的に送られてくる雑誌を積み上がって行き、住宅事情の悪い香港のマンションを圧迫していく。2倍もする料金も毎月となると、やっぱりちょっと高いね、ということになり2、3年続けていた購読をやめた。
ニュースでも、レシピでも、新商品情報でも、調べれば、なんでも分かる。しかしそれは、個性を持って収集された商品としての情報ではなく、また、それらを物色する事が出来ない寂しさや物足りなさを感じてはいた。
そして、今年の誕生日。Mac好きの夫は、iPadをプレゼントしてくれた。
インターネットは、家にいればPCでみるし、外にいれば携帯で見る。メールもしかり。間違えて前に買ってしまった電子ブック、宮部みゆき著「暗獣」はiPadだけに対応なので、取りあえずそれを読む。絵本みたいで、するするっと読んでしまい、他に本はないかと、そのまま本を探していたら、本そのものではなく、本屋があった。
雑誌だけを取り扱っている『マガストア』、マンガを主に取り扱っているebook、学研の電子書籍販売、紀伊国屋書店の電子書籍版、などなど。
まだまだ、好きな本はあるのかと聞かれると全然なのだが、選ぶ楽しみはある。ほぼ売っている雑誌をそのままの状態で電子ブックで見る事ができる。(一部簡略化しているものもあり、とても残念なのだが)雑誌の表紙も見る事ができる。
まだまだだね?といいながら、うれしがって、8月一杯で、1万円以上の買い物をしてしまった。
それも、マレーシアのリゾートのプールサイドで、又は、夜中、香港の自宅のベッドの上で。買おうと思えば、どこでも買える。とても危険な本屋である。
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