作者別: hongkongmama

レストランでの出来事、香港老舗、東京、今どき香港

夏休み直前に香港の老舗の飲茶屋さんに飲茶をしに行った。一品は日本でいう肉まんのようなものを頼んだのだが、手で割ってみると、「毛」が入っていた。
すぐさま店員を呼ぶと、慇懃無礼にさっとお皿を下げて、もう一皿欲しいか、キャンセルか、と聞かれた。
さすがに、一回くらいは謝ったら?という思いもあったが、わたしの「キャンセルで」という一言で終了。・・・ま、こんなものよね、と、気分を害すでもなく、お腹もいっぱいになったわけでもないのだが、ほとんど、違和感を感じなかった。

香港に来た頃は、何かあると、「そちらのせいですよね~?」という雰囲気を醸し出し、ひとこと、「すみません」を期待していたのだが、ほとんどの場合、笑って(または笑わずに)済まされる。そして最後に私が、「今の場合、あなたが悪いのです。」と決めつけて終了というパターンだったのであるが、最近では、自分が悪いとは思わない人々にも慣れてしまっていた。

その後、日本に一時帰国をした。
恒例の友達との食事。某高級ホテルのレストランに連れて行ってもらった。素敵な雰囲気のレストランで、デザートを入れて7コース位。食前にシャンパンが出てきて乾杯をし、他にも1杯ワインが付き、高級レストランの割にはリーズナブルだね、と、予約をしてくれた友達に聞いたら、レストランもレジャー予約サイトでプラン予約してくれたとのこと。旅館やホテルだけでなく、レストランまでプランを選んで予約ができる事は知らなかった。某レストランガイドに掲載されている星付きのレストランは何日も前に予約しなくてはならないのに、星付きでないレストランは、こういう営業努力をされているんだなぁと妙に感心。

3品目がサラダ。テーブルで丸ごとサマートリュフをスライスして、トッピングしてくれるというもの。トリュフを削るその瞬間にまた「毛」を見つけてしまった。ひと月のうちに2度もそんな目に会うなんて~と思ったら、こちらでは、何度も頭を下げていただき、新しいサラダを持ってきてもらい、お詫びということで、友達の約1.5倍のトリュフを削ってもらった。たっぷりトリュフにその後のお料理、久しぶりの友達との会話で、すっかり満足して、その事など忘れていたのだが。
デザートの頃にシェフ登場。美味しかった旨を伝えると、またもや平謝り。帰り際にはエレベーター前までお見送りいただき、お土産に素敵なお菓子までいただいた。
レストラン的にはあってはならないことだったのだろうが、そこまでやってもらわなくても?という思いも。
久々に日本で謝られ、私が「そちらが悪い」という雰囲気を醸し出す前に、そんなに謝られると逆になんとなく立場がない。

前記の飲茶屋さんのように、古き良き時代の香港の老舗だと、まだまだ慇懃無礼で取りつく島もないのだが、高級店や新しいお店などは、おもてなしや顧客満足度についても、ずいぶん考えているように感じる。

先日も、勉強のためにロンドンへ行く友達の送別会がショッピングモールの中のレストランであった。そこで、注文したものが、ずいぶん長いこと来なかった。40~50分は待っていたのだろうか。わいわい話しているうちに、ほかのお客さんがまばらになり、どうしたことかと聞いたところ、つぎつぎと料理が出てきた。テーブルまるごと忘れられていたらしい。

そして最後に、、注文していない大盛りデザートが2皿、みんなでシェアできるように出てきたではないか。もちろん謝罪などはなかったのだが、顧客満足度的にはここが一番だったかも。

ティラミスとマンゴチーズケーキ。スプーンも大きかったので、写真イメージより大きかった。6人でシェア。

Categories: ご挨拶, 日常

セルフライジングフラワー

私の住んでいる場所は、非常に便利な場所にある。マンションを出れば、駅があり、大きなショッピングモールもあり、その中にはスーパーもある。

日本から引っ越してきたばかりの時は、駅はあったのだが、ショッピングモールはまだなく、住み始めて数年間は、駅にある2つのコンビニが一番近い買い物の場所であった。日本とは違い、それほど便利ではなく、買えるものと言ったら、キャンディーくらいだ。日常の買い物は、バスや電車を使って、往復で4~50分くらいのスーパーや街市で、常にまとめ買いをしていた。そのときの習慣で、現在ではこんなに便利な場所に住んでいても、ついまとめ買いをする。

下に行けば買えることがわかっていても、マヨネーズやソースを買うときは3本ずつ、卵も2パック買ってしまう。

そうかといって、スーパーに行く頻度が低いかといえば、そうでもなく、夫は「スーパー好きだよね~」と言う。ただ単に私に対する人物評なのか、買い物に行きすぎることに対するクレームなのか。

また、朝食用にパンを買うのも、少し苦労だった。まず、おいしいパンがなかった(今はある)。買うにしても、買える場所が徒歩圏内、行動範囲内ではないため、買い損ねることが多く、香港の湿気の多さからか、パンは2、3日でカビが生えるので、買い置きもしづらかった。

そのため、友人に簡単に作れるパンレシピを教えてもらって作ったり、パンに代わるものを作るようになった。香港にいる間に我が家の朝食は、ミルクパンから始まり、パンケーキ、クレープ、クランペット、スコーン、バナナケーキ、ドーナツ、ワッフルなどの広がりを見せた。これらは小麦粉と、ドライイーストやベイキングパウダーを買いおきしておけばいつでも作れる。

そういうわけで、小麦粉売り場を見ているうちに「セルフライジングフラワー」というものがあることに気がついた。

セルフライジングって、自分で上がる=自分で膨らむの??なんて思い、ベイキング好きの友達に聞いてみると、小麦粉とベイキングパウダーのプレミックス粉だという。225グラムの小麦粉に対し小匙1くらいのベイキングパウダーの割合らしい。塩も入っているらしいが、ここはスルー。

もともと、ベイキング系は、かなり苦手だ。その原因の一つが「ベイキングパウダーを入れて、粉をふるっておきます」というひと手間が面倒なのだ!!なので、これはいける!と思い、子供の料理本に載っていた「easy peasy cup cake」を作ってみた。その名の通り、非常に簡単なカップケーキ。

本当に簡単だった。

卵を二つ割り入れ(約100グラム)、バターとセルフライジングフラワーと砂糖を100グラムずつ入れ、よく混ぜるだけ。つまり、

卵:バター:セルフライジングフラワー:砂糖=1:1:1:1

それにバニラエッセンスを加え、紙カップに入れ180度で20分焼く。セルフライジングフラワーは最初から、サラッサラなので、ふるう必要もなく、バターを電子レンジで柔らかくする器を除けば、まさにボール一つでできてしまう。お菓子作りなんて面倒と思っていた私には、この簡単さはかなりの衝撃だった。

それからは、パンケーキも牛乳、卵、砂糖、バニラエッセンスにセルフライジングフラワーで作れるし、ドーナツ、スコーン、バナナケーキも、同様に簡単に作れる。

朝食用にパンを買い置きせずに、素敵朝食が出来上がるのだ。

セルフライジングフラワー万歳!!

そんなこんなで、香港に来てからはたまーには、ベイキング活動をしている。日本の菓子レシピ本を見ても、セルフライジングフラワーに置き換えて使えるレシピが結構ある。

日本への本帰国も見えてきた今日この頃、香港に来たころは、日本でないと手に入らないものが多く、不便だと思うことも多かったが、日本に帰ったら、逆のことを感じるのだろうか。

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これは、不出来だが、スコーン。

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