4ヶ月で3回タミフルをもらう-1

前のブログに書いた通り、今年の初めころに、香港で一番寒くなった日に、息子は高熱を出し、入院した。

香港には、公立の病院にかかると、ほとんど治療費がかからない。公立の病院で出産すると、日本円で5000円くらいで済んでしまうらしい。一方私立病院では、100万円以上かかるということだ。
ということで、公立の病院は、設備も整っているので、そちらへ行けばいいのであるが、救急車で運ばれないかぎり、受診までに、かなり時間がかかるので、私たちは私立の病院に行っている。
私立の総合病院には、ゼネラルドクターという、総合医(家庭医と名刺には書いてある)のような先生がいる。それほど重症でなければ、その先生に診てもらい薬を出してもらって終了なのだが、症状が重かったり設備などが必要な場合は専門医へ回される。専門医は他の場所にもクリニックを持っており、常駐していない場合が多い。そして土日は休みである(家庭医は24時間常駐)。

更に家庭医は1回の診察が3000~5000円くらいであるが、専門医は、その3倍くらいかかる。

息子が病院に行ったのは、土曜日の夕方、寒さの厳しいこの日、診察室は、それなりに混雑していた。
専門医に診てもらうほどではなかったし土曜日だったので、いつも通り家庭医に診てもらうと
「インフルエンザの可能性が高く、検査をしたほうが良いと思うが、どうしますか?」
と聞かれたので、してもらうことにした。また、

「もしかしたら、肺炎かもしれないので、肺のレントゲンを撮りますか?」
と聞かれたので、そちらもお願いすることにした。
検査にしても、レントゲンにしても、して欲しいといえばしてもらえるし、逆にしたくないといえば、それでも良いらしい。
社会保険がない香港、検査もレントゲンもすればするほど、どんどん料金がかさんでいくせいか、先生は一つ一つ聞いてくれる。
以前、息子が巻き爪で膿んでしまった時、

「消毒するために、消毒パックを開けると300ドルですが、開けますか?」

と消毒用のはさみ、ピンセット、脱脂綿、テープ、消毒薬などがセットして密封してあるパックを見せられた。そのために病院にきたので、当然、私は開けてもらうようにお願いしたのだが、300ドルだったら結構です、と帰る人もいるのかなぁ、と思った覚えがある。

 

入院に関しても、先生曰く

「私は入院したほうがいいと思うのですが、いかがですか?」

と、判断は一応私たちに委ねられた。夫は、息子が入院を勧められることなんて初めてのことなので、いやがる息子といぶかしがっている私を尻目に、すぐに首を縦に振ってしまった。

入院の理由としては、肺炎も併発しているかもしれないし、、、ということだったが、インフルエンザの検査は結果が出るまでに、3時間、そして家庭医の先生には、次から次へと患者さんが来ているので、結果が出た後の夜の9時頃に再診しなければならないなら、入院させて、小児科の先生へ一気にお任せしたいと考えたようだ。息子が入院しなければならないほど重症だというより、先生の都合なのかな、という感じである。

 

病室に入ると、看護師さんがやって来て、

「小児科の先生(専門医)は今こちらに向かってますから少しお待ちください」とのこと。
心の中で、(インフルエンザの検査結果を聞いて、薬をもらうだけなのに、専門医の先生でなくてもいいんじゃないのかな??)と思っていたら、先生到着。きっと家族との食事中に呼び出され、食事終了後に来たという感じのカジュアルな服装だった。
夫が「休日なのに来てくれてありがとう」

と握手をすると、

先生は「これが私のビジネスなので問題ないです」と笑顔で答えてくれた。

私は、また心の中で、(時間外の呼び出しで、結構良いビジネスになったんじゃないの~)と思ってしまった。

 

そして、インフルエンザの結果が出た。

つづく

IMG_7652

Categories: 日常