4ヶ月で3回タミフルをもらう-2

検査結果はB型のインフルエンザだった。そして、軽い肺炎。すぐさま先生はタミフルを処方した。しかし、もう既に家庭医の先生が処方してくれたパナドール(日本にはない解熱剤。アセトアミノフェンが主成分でインフルエンザの時に飲んでもインフルエンザ脳症などの心配がないとされる薬)を飲んでいて熱は微熱程度。

いろいろな薬を飲ませることに抵抗を感じる私は、先生に

「今タミフルを飲ませなくてもいいのでは?」と言うと、

「もちろん、飲ませるかどうかは、あなた方の判断で結構です。もう少し様子をみましょう」という事だった。

すると、その横で、看護師さんが、え!!という顔をして、急いで私たちに

「もうこの薬の箱を開けてしまったので、料金が発生しますが」と。

(はいはい、またキタキタ)と思いながら、「大丈夫ですよ~」というと、安心した様子。またもや、病気の症状的に薬を飲んだほうがいい、ということではなく、お金のことを心配された感が強い看護師さんの様子だった。結局、再度熱が上がったので、タミフルも飲ませ、次の日、無事退院した。
一連の入院でのお会計は、20万円也。初めてのインフルエンザ騒ぎ終了である。

 

2月の旧正月一日、またもや息子は高熱を出した。「今度はA型か!」と思い、検査結果が夜にずれこんでまた入院、ということにならないように、午前中のうちに病院へ。インフルエンザ検査を行い、3時間後にその結果を電話連絡してくれることになり、結果が分かったらすぐにタミフルを飲めるように、処方してくれるとのこと。「もしインフルエンザでなければ、飲まなければいいから」といわれ、検査をして薬をもらって帰宅。
この時は、香港でインフルエンザが蔓延していたせいか、錠剤は売り切れ、水で溶いて飲むタイプのものを処方された。きっちり3時間後、病院から電話がかかってきて、結果はインフルエンザでなかった。

 

そして、新学期が始まり、少したった4月の終わり、クラスでインフルエンザが流行っていると聞いた矢先、また、息子が高熱を出した。
熱が出てすぐに、病院へ。もちろん、午前中。私たちも慣れたものである。
病院に着くと、夫は、その時の担当の家庭医の先生に
「学校でインフルエンザが流行っているので、インフルエンザテストをして、電話で連絡をしてください。もしかかっていたら、タミフルを飲ませますから。」
と一気に伝えると、先生の方も「はいはいわかりました。飲みやすいと思うので、錠剤のタミフル出しときます。」ということで、わずか5分くらいで診察終了。
今回も結果は、インフルエンザではなかった。
3回の高熱のうち、2回はインフルエンザではなかったが、夫は、「なんだか、インフルエンザ患者のプロになったみたいだ」と、ちょっと自慢げだった。

 

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4ヶ月で3回タミフルをもらう-1

前のブログに書いた通り、今年の初めころに、香港で一番寒くなった日に、息子は高熱を出し、入院した。

香港には、公立の病院にかかると、ほとんど治療費がかからない。公立の病院で出産すると、日本円で5000円くらいで済んでしまうらしい。一方私立病院では、100万円以上かかるということだ。
ということで、公立の病院は、設備も整っているので、そちらへ行けばいいのであるが、救急車で運ばれないかぎり、受診までに、かなり時間がかかるので、私たちは私立の病院に行っている。
私立の総合病院には、ゼネラルドクターという、総合医(家庭医と名刺には書いてある)のような先生がいる。それほど重症でなければ、その先生に診てもらい薬を出してもらって終了なのだが、症状が重かったり設備などが必要な場合は専門医へ回される。専門医は他の場所にもクリニックを持っており、常駐していない場合が多い。そして土日は休みである(家庭医は24時間常駐)。

更に家庭医は1回の診察が3000~5000円くらいであるが、専門医は、その3倍くらいかかる。

息子が病院に行ったのは、土曜日の夕方、寒さの厳しいこの日、診察室は、それなりに混雑していた。
専門医に診てもらうほどではなかったし土曜日だったので、いつも通り家庭医に診てもらうと
「インフルエンザの可能性が高く、検査をしたほうが良いと思うが、どうしますか?」
と聞かれたので、してもらうことにした。また、

「もしかしたら、肺炎かもしれないので、肺のレントゲンを撮りますか?」
と聞かれたので、そちらもお願いすることにした。
検査にしても、レントゲンにしても、して欲しいといえばしてもらえるし、逆にしたくないといえば、それでも良いらしい。
社会保険がない香港、検査もレントゲンもすればするほど、どんどん料金がかさんでいくせいか、先生は一つ一つ聞いてくれる。
以前、息子が巻き爪で膿んでしまった時、

「消毒するために、消毒パックを開けると300ドルですが、開けますか?」

と消毒用のはさみ、ピンセット、脱脂綿、テープ、消毒薬などがセットして密封してあるパックを見せられた。そのために病院にきたので、当然、私は開けてもらうようにお願いしたのだが、300ドルだったら結構です、と帰る人もいるのかなぁ、と思った覚えがある。

 

入院に関しても、先生曰く

「私は入院したほうがいいと思うのですが、いかがですか?」

と、判断は一応私たちに委ねられた。夫は、息子が入院を勧められることなんて初めてのことなので、いやがる息子といぶかしがっている私を尻目に、すぐに首を縦に振ってしまった。

入院の理由としては、肺炎も併発しているかもしれないし、、、ということだったが、インフルエンザの検査は結果が出るまでに、3時間、そして家庭医の先生には、次から次へと患者さんが来ているので、結果が出た後の夜の9時頃に再診しなければならないなら、入院させて、小児科の先生へ一気にお任せしたいと考えたようだ。息子が入院しなければならないほど重症だというより、先生の都合なのかな、という感じである。

 

病室に入ると、看護師さんがやって来て、

「小児科の先生(専門医)は今こちらに向かってますから少しお待ちください」とのこと。
心の中で、(インフルエンザの検査結果を聞いて、薬をもらうだけなのに、専門医の先生でなくてもいいんじゃないのかな??)と思っていたら、先生到着。きっと家族との食事中に呼び出され、食事終了後に来たという感じのカジュアルな服装だった。
夫が「休日なのに来てくれてありがとう」

と握手をすると、

先生は「これが私のビジネスなので問題ないです」と笑顔で答えてくれた。

私は、また心の中で、(時間外の呼び出しで、結構良いビジネスになったんじゃないの~)と思ってしまった。

 

そして、インフルエンザの結果が出た。

つづく

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